井戸兵庫知事、新型肺炎「県内で患者が発生したら対策本部を立ち上げ」

20200204井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は4日に開いた定例記者会見で、国内外で感染者数が増えている新型コロナウイルスによる肺炎について「県内で患者が発生した場合には対策本部を立ち上げ、関連情報の提供を行うとともに、相談体制を強化するためにコールセンターも開設する」と述べ、今後の対応を説明した。さらに県の住民向けの「感染拡大の防止のために保健指導や健康調査も実施する」との方針も示した。

 近隣の府県では滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、政令市では京都市、堺市がそれぞれ、すでに対策本部を設置している(大阪市は大阪府の対策本部に参加)。現時点で感染者が確認されていない兵庫県は警戒本部を設置するにとどまっているが、感染者や患者が確認されれば対策本部に格上げし、関係機関の態勢などを強化する。

 中国に進出している日本企業の工場で操業が停止するなど、世界のサプライチェーン(供給網)への影響も懸念されている。井戸氏は「いまの段階では(ウイルスを)抑え込むことが優先されているだろう」と指摘。ウイルスの制圧に「早くメドをつければが経済活動も安心して展開できる」「早くメドをつけて押さえ込めば、急速なV字回復をしていく、ということに期待している」と語った。

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