新型肺炎、久元神戸市長が感染症対策の広報など指示 兵庫県は相談窓口を開設

 神戸市は29日午前、感染者が増えている新型コロナウイルスによる肺炎について関係各部署で情報を共有する「情報連絡会」を開催した。28日に近県である奈良県内で、人から人への感染とみられる感染者が確認されたのを受けての措置。神戸市内で感染者が確認された場合の対応などを確認したうえで、出席した久元喜造市長が「せきエチケットや手洗い、うがいなど感染症対策をわかりやすく広報すること」を指示した。

 久元市長は加えて、「神戸市内で人から人への感染者発生を想定し、それに必要な対策を取ることができる態勢整備」「状況の変化に機敏に対応し、最新の正確な情報を市民に提供できるよう危機管理、広報、相談体制の強化」の合計3点を指示した。

 一方、兵庫県は28日夜に「新型コロナウイルス感染症警戒本部」を設置した。27日午後に早金孝防災監や関係幹部らが出席して連絡会議を開催したが、奈良県での感染者確認を受けて警戒レベルを高めた。さらに同県は29日に、住民が医療機関の受診の可否や症状などについて確認できる「相談窓口」を開設。兵庫県疾病対策課などで相談を受け付ける。電話番号は午前9時〜午後5時半が 078-341-7711(内戦3296)、休日および夜間(午後5時半〜翌朝9時)が 090-3265-8583 だ。

 このほか県内各地の福祉事務所でも平日の日中に相談を受け付けるほか、神戸市では各区の保健センターを相談窓口としている。



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