(動画)メリケンパークで「電動キックボード」の体験会を開催 右手で速さ調節



 「電動キックボード」のシェアリング(共有)サービスをめざすmobby ride(モビーライド、東京都港区)と神戸市は9日、メリケンパーク(神戸市中央区)で電動キックボードの体験会を開催した(動画)。午前中から夕方までに約100人が電動キックボードを体験し、アンケートなどに答えた。まずはアンケート結果を分析し、神戸市はシェアサービスなどに向けて検討に入るか判断する。

 スタートアップ(起業まもない)企業の持ち込み企画を元に、スタートアップ企業の支援をしながら行政課題の解決などに起用する「Urban Innovation KOBE +P」(アーバンイノベーション神戸プラスピー)の一環として実施した。モビーライドは、まず一般の人に乗り心地などを知ってもらう機会の開催を提案。神戸市にとっても市街地の回遊性向上は課題の1つということもあり、今回の試乗会につながった。

 バッテリーを搭載してモーターで車輪を駆動する。最初の1歩をけり出した後は右手のアクセルレバーでスピードを調整。最高速度の時速25キロメートルでは、航続距離が45キロメートルだ。だが今回は最高時速10キロメートルにとどまるよう制御した。電動キックボードには全地球測位システム(GPS)を搭載しているのが特徴。最高速度を遠隔操作でき、利用が認められない場所ではモーターを止める設定もできる。

 多くの人が短時間で簡単に乗りこなしていた。欧米などで交通手段の共有サービスとして導入が進んでいるが、現在の法律では原付と同じになり、ナンバープレートを取得するには灯火類などが必要になる。一方、モビーライドはメリケンパークでの実証実験を受けて、「乗ること自体を楽しむ乗り物として、公園内や景観が良い場所などでも使えそう」(同社の安宅秀一さん)と手応えを感じていた。

 メリケンパークでは原則としてスケートボードなどが禁止されている。今回の実証実験はメリケンパークの公園管理者の許可を得て実施した。

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