(動画)だんじり史上初の45台が大集合 新たな時代「令和」到来祝う、神戸・東灘
- 2019/05/01
- 15:37
令和最初の日である1日、神戸市東灘区の岡本周辺では、宝塚市から神戸市灘区まで東西45台のだんじりが大集合して、新たな時代の到来と新天皇の即位を祝った。午前11時半から開いた式典で、実行委員会の竹田統会長(住吉学園理事長)はあいさつし、「45台ものだんじりが一堂に集結するのは、300年にもおよぶ、だんじりの歴史の中でも初めてのこと」と話していた。
最も遠方である宝塚市から参加した1台は、前日のうちにトレーラで近くまで運んだ。これ以外の44台は当日朝に通常の祭り同様、各地区から人力で引いて会場になった岡本周辺に到着した。竹田氏によると、「昨年5月20日に東灘区32台のだんじり関係者が集まり、新しい時代の幕開けを、だんじりでお祝いすることが決まった」という。その後、周辺地区の12地区13台の賛同を得て、45台が集まることになった。
式典では竹田氏に加え、神戸市の久元喜造市長もあいさつ。西宮市の石井登志郎市長、芦屋市の山中健市長も出席した。ソプラノ歌手の中安千晶さんが「君が代」を歌ったほか、金谷勇一・東灘区長が合図して総勢約70人がかりでくす玉を開いた。さらに石原英樹・実行委員長が音頭を取って万歳三唱すると、だんじりが一斉に太鼓や鳴り物の演奏を始めた。
式典後は、だんじりが集まった岡本周辺の山手幹線で、45台のだんじりがパレードした。雨が降りしきる中、歩道に加えて周辺のビルなどにも多くの観覧客が集まった。最寄駅になったJR摂津本山駅では、券売機の台数が限られることもあり、切符の代わりに「乗車駅証明書」を配布し、降りる駅で精算を促して混雑回避をねらった。
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