三宮再開発 旧「パイ山」広場の新デザイン決定、つらなる斜めの円盤シンボル
- 2019/03/19
- 00:02
神戸市は20日、阪急神戸三宮駅東口とJR三ノ宮駅西口の北側にある「さんきたアモーレ広場」の新デザインを決定したと発表した(図=神戸市提供)。いくつもの大きな円盤を斜めにつらねて配置した。久元喜造市長が18日の定例記者会見で発表した。久元氏は新たなデザインについて、「神戸の街の一種の先進性のようなものを、ここで感じることができる、デザイン性とシンボル性を兼ね備えた広場になってほしい」と話した。
新デザインは昨年11月20日から今年の2月6日まで募集。応募総数220点の中から学識系経験者や地元商店街など7人が選定委員になり8日に選定委員会を開催した。委員会が採用したのは神戸市出身の建築家である津川恵理さん(29)の作品だ。この日の記者会見に出席した津川さんは、新デザインについて「この場所をこう使ってくださいと定義しすぎないように」配慮したと説明。そのうえで「多彩なアクティビティを引き出すように広場を作った」と話していた。
デザインを募集する際、従来の「パイ山」を残してほしいという要望もあったという。ただ久元氏は「個人的にパイ山に懐かしさを感じる人も多いと思うし、私もそういう気持ちがなくなはないが、しかし街は進化していく」と話し、従来のデザインである地面の小高い膨らみを残すことにこだわらずにデザインを募集したと説明した。
現在は阪急神戸ビル東館の建設のための資材置き場として閉鎖されている。19年度に測量・詳細設計を実施し、20年度に工事発注・施工する。21年春の阪急神戸ビル東館のオープンに合わせて、新たな広場も公開する計画だ。
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