開工神戸、実行委員長「一番失敗を経験と自負」 神商会頭「全面バックアップ」

20240114開工神戸

【神戸経済ニュース】参加企業や神戸市、神戸商工会議所で構成する実行委員会は12〜13日に、神戸市長田区や兵庫区を中心とする中小製造業の「町工場」を公開して地域の産業活性化をめざす「開工(かいこう)神戸〜神戸オープンファクトリー〜」を開催した。開催を記念した13日午前の式典では、実行委員長を務めた伊福精密(神戸市西区)の伊福元彦社長(写真中)、神戸市の久元喜造市長(同左から2人目)、神戸商工会議所の川崎博也会頭(神戸製鋼所特任顧問、写真右から2人目)があいさつ。工場に関連して、工具で酒樽のフタをたたき割る「鏡開き」で訪れた人を歓迎した。

 伊福社長はあいさつで、「金属の3Dプリンター」という比較的歴史の浅い技術によって従来できなかった部品などを作り出す伊福精密の事業を紹介したうえで「われわれは一番、失敗を経験した組織だと自負しており、こうした現在進行形の経験から開工神戸の理念に共感したのが参加のきっかけ」「『どうせ無理』ではなく『やってみよう』の社会が生まれることを信じている」と話した。さまざまな業種の製造業が参加したことから、来場者に「町工場の独創性や特殊性を見て、感じて、経験してください」と呼びかけた。

 川崎神商会頭は「昨年3月に第1回を開催したと聞いて、第2回は全面バックアップさせてほしいと申し出た」という。「神戸の将来を考えたとき、やはり地場産業(である製造業)の活力維持向上は必須だと思っている」と強調。「商工会議所の全面バックアップで盛り上げていきたい」「将来は産業ツーリズムとして発展してほしい」と継続的に開催したい意向を述べた。神戸市の久元喜造市長も、町工場を「特に若い世代の皆さんに見ていただいて、一緒に頑張っていこう、挑戦していこうという機運が盛り上がればありがたい」と語った。

 「開工神戸」は昨年に続き2回目。第1回の昨年は神戸市の事業として開催し、今回は地元企業を中心とした実行委員会が主催した。参加企業数は33社と、昨年の15社から倍増。工場を公開する行事によって、地元企業の横のつながりができたり、多くの人に自社を説明することで従業員らの意欲が向上するといった効果も出ているという。これをきっかけに新たな人材の獲得、人手不足の解消につながるか、参加企業に聞くと「そうなれば理想」(宮原ゴムの宮原良信社長)と話す。継続的な開催には地元の期待も大きいようだ。


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