国際フロンティア産業メッセが開幕 NIRO理事長「『未来社会の実験場』担いたい」

20230907メッセテープカット

【神戸経済ニュース】西日本で最大級の産業総合展示会である「国際フロンティア産業メッセ」(主催・国際フロンティア産業メッセ実行委員会)が7日、神戸市中央区の神戸国際展示場で開幕した。同日午前に開催した開会式で、主催者を代表してあいさつした新産業創造研究機構(NIRO)の牧村実理事長は、2025年に大阪市で開催する国際博覧会(大阪・関西万博)のコンセプトである「『未来社会の実験場』の一部を担(にな)いたい」と意気込んだ。

 国際フロンティア産業メッセでは従来、将来の成長が期待できる4分野として「水素など環境」「DX(デジタルトランスフォーメーション)やロボット」「航空宇宙・空飛ぶクルマ・ドローン」「健康・医療」を掲げ、これまで4分野の中どれか1つを選び、特別展示のテーマにしてきた。だが今回は、4分野がすべて展示できる「未来を創るイノベーション」を特別展示のテーマとして、総合展示会であることを強調したという。

 会場の中央に配置した特別展示としては、SkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)、川崎重工業(7012)の水素エンジンを搭載した研究用4輪車、東北エンタープライズ(福島県双葉郡富岡町)が出品した4足歩行ロボットなどを展示した。

20230907水素エンジン搭載

 このほか開会式では兵庫県の斎藤元彦知事と、神戸市の久元喜造市長もあいさつ。さらに神戸商工会議所の川崎博也会頭や、みなと銀行の武市寿一社長ら県内金融機関のトップも加わってテープカット(1枚目の写真)。2日間の会期が始まったのを祝った。441社・団体が528ブースを出展する。昨年の来場者数は約1万3000人だった。実行委は兵庫県、神戸市、NIROなど7団体で構成する。(2枚目の写真に斎藤知事、久元市長、牧村理事長らが水素エンジン搭載4輪車を視察する様子)

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