TOA、米ダルトン系ファンドの株主提案に反対表明

【神戸経済ニュース】放送音響機器のTOA(6809)は米投資会社ダルトン系のファンド「ダルトン・キズナ(マスター)ファンド」による株主提案に反対意見を表明すると15日に発表した。同ファンドは6月に開催する定時株主総会で、1年以内320万株・27億円を上限とするる自社株買いと、取締役の過半数を社外取締役にするよう定款に盛り込むことを求めた。

 TOAは自社株買いについて、既存事業の継続に必要な投資、研究開発投資、デジタル関連投資など、必要な投資額を勘案すると限度側の提案が過大であると反論。取締役会の構成メンバーについては、人数あわせだけではガバナンスの向上につながらないと指摘した。いずれもファンド側の提案では持続的な事業展開にそぐわないとして、反対意見を表明した形だ。


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