神戸空港の新ターミナル、旅客機能を1階に集約 竹中工務店など建設

20230511新ターミナル

【神戸経済ニュース】神戸市は10日、2025年に開業を予定する神戸空港の新ターミナルビルを建設する事業者が竹中工務店・神戸支店を代表とする4社で構成するグループに決まったと発表した。「海に浮かび、森を感じる」をテーマに設計する(イメージ図=神戸市提供)。鉄骨2階建てとするが、旅客機能は1階に集約。航空機に乗り降りするための階層の移動を最小限に抑えて、効率的な人の移動をめざす。落札価格は89億9800万円。

 屋上には展望デッキを開設し、神戸港の海を感じながら、明石海峡大橋、神戸の街並み、六甲山を広く見渡せるようにする。外観には旧居留地の建物に多く残る、陰影のあるデザインの特徴を取り入れる。そのうえで玄関部の外壁にはガラスを多用し、新ターミナルとともに整備する緑地が一体的な景色を形成し、多くの人が空間を楽しめるようにする考えだ。

 新たなターミナルは駐機場に隣接せず、消防庁舎や管制塔など空港施設をはさんで建設する(2枚目の図=神戸市提供)。このためターミナルビルから航空機に直接乗り込めず、バスでの移動が必要になりそうだ。加えてポートライナーの神戸空港駅から新ターミナルビルまでは、約400メートルの距離がある。10日の定例記者会見で久元喜造市長は、駅とターミナルビルの間について「当面はバスの移動になるが、できるだけ早くLRT(次世代型路面電車)を敷設したい」と話していた。

20230511神戸空港の全景

 新ターミナルは関西3空港懇談会での合意を受けて、25年4月に開幕する国際博覧会(大阪・関西万博)に合わせた発着枠の増加と、国際チャーター便の発着開始に対応する目的で計画。新ターミナルには国際線の発着に必要な税関、検疫、出入国管理(CIQ)の機能も盛り込む。久元市長は「25年3月からの夏ダイヤに間に合うよう急ピッチで整備する」と意気込んだ。落札した企業グループは竹中工務店のほか、湊建設工業(神戸市長田区)、TC神鋼不動産建設(神戸市中央区)、梓設計グループ(東京都大田区)。

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