日銀神戸支店、景気判断「持ち直し」を据え置き 電機「一服」で真珠「一段と」

【神戸経済ニュース】日銀神戸支店が7日に発表した3月の管内金融経済概況では、兵庫県景気の基調判断を据え置き、「持ち直している」との昨年11月以来の見方を引き継いだ。新型コロナウイルスによる行動制限がなくなったことによる個人消費の回復が進んでいる。ただ自動車部品の生産を中心に、回復の動きに一服感が出ている分野もある。加えて活発な交易を再開させつつある中国が、本格的に回復するか見極めが必要な情勢だ。先行きの不確実性は上下とも強まったといえる。

 景気全体をみると、総じて新型コロナウイルスの影響は後退が続いている。ただ生産を業種別に見ると、依然として半導体不足を背景に、自動車部品の製造などがまだら模様。このため「電機機器」は「持ち直しの動きが一服している」と、前月よりも持ち直しの動きについて表現を弱めた。一方で地場産業のうち、中国など海外での需要が高まっている「真珠」は、大規模な展示会の国内開催などを受けて「一段と持ち直している」と表現を強めた。

 同日記者会見した日銀神戸支店の竜田博之支店長は、今後も県内景気の持ち直しが続くか見極めるうえでは①食料品を中心とした値上げおよび賃上げを受けた個人消費の動向②感染症の動向と観光面への影響③生産・輸出動向--が鍵になると指摘した。特に生産・輸出については半導体不足の影響が長引いていることや、春節明けの中国の回復、海外情勢などを受けた物価の動向など不確実な要素が多いことから、「しっかりと見ていきたい」と話していた。

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