兵庫県「フィールドパビリオン」に113件を認定 自然や地場産業など体験

20230301フィールドパビリオン

【神戸経済ニュース】兵庫県は2月28日、県内各地のSDGs(国連の持続可能な開発目標)への取り組みなどを2025年に大阪市で開催する国際博覧会(大阪・関西万博)の会場外パビリオンに見立てて誘客する「フィールドパビリオン」に113件を認定したと発表した。応募総数120件のうち応募取り下げが2件あったのを除くと、主な活動の場所が兵庫県外であることや、兵庫県による支援の内容が定まらないなどで、認定しなかったのは5件にとどまった。今後、旅行商品などに組み込みやすい企画になるよう兵庫県が、商品化や人材の育成などで支援する。

 神戸市内を主な活動場所とする案件は19件。阪神淡路大震災の経験を学ぶツアーのほか、神戸港の歴史、真珠産業と文化、灘五郷での酒造り、手作りかまぼこ、といった地場産業を体験する内容が目立った。兵庫県全体では赤西渓谷(宍粟市)を自転車で巡る旅や、国生み伝説の沼島(南あわじ市)を漁船で巡る旅など自然を体験する内容も多かった。分野別の認定件数は、「自然環境」「経済・地場産業」が各30件ずつ、「文化・芸術」が24件、「農林水産」が13件、「食」が12件、「震災復興」が4件だった。

 28日に兵庫県が有識者による「認定委員会」を開いて決めた。座長を務める石川路子・甲南大学地域連携センター所長(経済学部教授)は、「応募者が自ら発信することを重視して、幅広く意欲があるものを認定し、伴走支援する」と説明した。今回認定した113件の中から、特に訴求力、誘客力が強いとみられる案件を年度内にも10件前後選び、「プレミアプログラム」として積極的に発信。兵庫県全体の誘客向上につなげたい考えだ。認定を見送った5件に対しても、希望があれば兵庫県が助言などを続けて再応募を受け付ける。

 今回は22年12月16日までの募集強化期間に応募があった案件を審査・認定した。今後も大阪・関西万博の会期が始まるまで応募を受け付け、順次審査・認定する方針だ。「認定委員会」の冒頭であいさつした兵庫県の斎藤元彦知事は、「3月には県内の41市町や関係団体などに集まっていただいて、オール兵庫で(万博を)盛り上げようというキックオフのイベントも予定している」という。さらに「認定した案件をいかに磨き上げるか、誘客につなげるか、また万博が終わった後もレガシーとして続いていくことが大事」と強調した。

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