日本麻の4〜12月期、純利益2.8倍 マットは海外で新規顧客を開拓

20230211日本製麻

【神戸経済ニュース】麻袋大手の日本製麻(3306)が10日に発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.8倍の9300万円だった。東南アジアでの自動車用フロアマットの新規顧客を開拓し、販売数量が伸びたのが寄与した。国内では食品事業で業務用のパスタやソースの需要が回復した。

 売上高は18%増の28億円、営業利益は4.0倍の1億5300円になった。事業別(セグメント別)の売上高は、麻袋など「産業資材」が10%増の5億1500万円、「マット」が20%増の12億円、「食品」が19%増の10億円。家庭用パスタは消費者の買い控えが響いたが、業務用の伸びで補った。レトルトは順調に推移。

 23年3月期の連結業績予想は据え置き。純利益は前期比2.3倍の1億1100万円を見込む。

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