三ツ星ベルトの4〜12月期、純利益18%増 国内外の自動車生産が回復で

20230208三ツ星ベルト

【神戸経済ニュース】自動車向けなど工業用ベルトを製造する三ツ星ベルト(5192)が8日に発表した2023年4〜12月の連結決算は、純利益が前年同期比18%増の56億円だった。半導体不足の影響が薄れ、国内外で自動車生産が回復したことによるベルト需要の増加が追い風になった。経済活動の再会でバス・トラック用の補修向けベルトも増加した。

 売上高は15%増の638億円、営業利益は21%増の72億円になった。一般産業用ベルトは顧客ごとに半導体不足の影響度合いが異なり、まだら模様だった。このうち国内の搬送用ベルトや海外のOA機器用ベルトなどが、顧客の半導体不足の解消で生産回復に伴う需要が伸びたという。国内ベルトの売上高は3%増の215億円、海外ベルトは30%増の346億円、建設資材は13%増の35億円だった。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比7%増の68億円を見込む。22年9月1日から実施している値上げも浸透してきた。22年11月に修正した予想の前提になる外為レートは年平均が1ドル=135円で、おおむね想定通りに推移しているという。

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