六甲バター、「リンツ」チョコの販売終了 5月末で代理店契約が終了で

【神戸経済ニュース】チーズ大手の六甲バター(2266)は2日、チョコレート「リンツ」ブランド全製品の販売を5月31日で終了すると発表した。リンツの商標権を持つ「リンツ&シュプルングリー」(スイス・キルヒベルク)との代理店契約が同日で終了するため。六甲バターは1990年からリンツ製品の国内代理店として輸入販売業務を手掛けてきた。

 代理店契約の終了による業績への影響については、明らかにしていない。2021年12月期に六甲バターのチョコレート部門の売上高は21億円。同社全体の売上高(550億円)の約4%を占めていた。

 リンツ&シュプルングリーは2010年1月に日本法人を設立した。12年に同社のネット通販サイトを開設したのに加え、順次「リンツショコラティエブティック」や喫茶なども展開。路面店や百貨店内などに加えて、アウトレットにも出展するなど店舗数を増やしている。現在は83店舗。

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