21年度の旅客船輸送12.2%増 コロナ初年度より回復・神戸運輸監理部の管内
- 2023/01/11
- 04:48
【神戸経済ニュース】国土交通省の神戸運輸監理部は10日、神戸港を発着するカーフェリーなど管内発着の旅客船などが2021年度に輸送した人数は242万9000人で、20年度に比べて12.2%増えたと発表した。輸送した自動車は12.3%増の54万1000台だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた初年度である20年度に比べると、旅客、自動車とも増加した。
神戸発着のカーフェリーである九州方面は旅客が20.4%増と大幅に増えた。神戸〜高松のカーフェリーなどの淡路・四国方面でも17.9%増と伸びた。一方で姫路〜家島・坊勢などの生活離島航路も増加。交通付きの旅行商品を購入しやすくする政府の全国旅行支援なども追い風になり、外出需要を取り込んだことなどが寄与したとみられる。
半面、神戸港を起点とした遊覧船などの利用者数は19.6%減と減少が続いた。多客期に悪天候が重なったり、新型コロナの影響で団体客がキャンセルになったことなどが影響したという。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 22年の神戸港、輸出入総額が2年連続で過去最高 27.2%増の12兆566億円 (2023/01/19)
- 2022年の兵庫県倒産件数、3年連続減少 負債総額2年ぶり減・帝国データ (2023/01/16)
- 21年度の旅客船輸送12.2%増 コロナ初年度より回復・神戸運輸監理部の管内 (2023/01/11)
- 7〜9月期の兵庫県、実質GDP0.2%減 外需の減少が響く・個人消費マイナス (2022/12/28)
- 10月の兵庫県一致指数、2カ月ぶり上昇 基調判断「改善」を据え置き (2022/12/28)
広告