(動画)新年祝賀会、兵庫知事「地盤固めの年に」 神戸市長「圏域の中心」強調

2023/01/05  09:45  動画を追加しました


【神戸経済ニュース】兵庫県、神戸市のほか神戸商工会議所など経済19団体が4日昼に神戸市内のホテルで開いた「新年合同祝賀会」では、兵庫県の斎藤元彦知事があいさつし、7〜9月にJR6社が開催する大型観光キャンペーン「兵庫デスティネーションキャンペーン」に言及したうえで、2023年が「姫路城が世界遺産に登録されて30年と喜ばしい年でもあり、兵庫の観光を万博(25年の国際博覧会)に向けてしっかりと盛り上げていく」と強調した。

 加えて斎藤知事は、うさぎ年であることに引っ掛けて「跳躍するには足場が大事」と強調。「これから、みなさんのお力を借りて大きく飛躍していくためには、自らの地盤、土台をしっかりと固めていくことが大事だと思っている。そんな年にしたい」と、4月の統一地方選を意識したともとれる発言もあった。

 続いてあいさつした神戸市の久元喜造市長は、神戸が発展した基礎が交通機関の充実であったことに言及。25年に国際チャーター便が離発着する神戸空港で、2番目のターミナルビル建設に向けた準備を迅速に進めていることを強調した。そのうえで神戸の将来について「神戸は神戸のためにあるのではなく、周辺自治体にお住まいの方々に対しても雇用機会を提供し、新型コロナウイルス重症者への医療を含む先端医療を提供し、アート鑑賞や、スポーツや、さまざまなアミューズメントを提供できるような圏域の中心都市としての役割をはたしていきたい」と語った。

 神戸商工会議所の家次恒会頭は乾杯のあいさつで、「行きたい、住みたい、働きたい、一歩先をゆく神戸とつねづね申し上げているが、その実現に向け、意識のレベルを高めたい」と語った。このほかジュール・イルマン関西領事団長(在京都フランス総領事)もあいさつした。

 会場では斎藤知事、久元市長、川崎会頭、イルマン総領事が灘の酒の化粧樽(たる)で鏡開きして、新年を祝った。新年合同祝賀会には兵庫県や神戸市の幹部職員に加え、経済団体に参画する経営者など約1000人が出席した。昨年の約800人よりも出席者数を増やしたが、例年実施している参加者による国歌斉唱は実施せず、録音した国家を会場に流すなど感染対策も実施した。

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