モロゾフ、業績改善に「鎌倉殿」の追い風も? 来年「家康」も期待か

20220426鎌倉ニュージャーマン

【神戸経済ニュース】洋菓子大手のモロゾフ(2217)が2020年に取得して、今期から連結対象にした子会社の鎌倉ニュージャーマン(神奈川県鎌倉市)は、2〜10月期の売上高が6億円強と、前年同期に比べ約4割伸びた。赤字幅が縮小し、小幅ながらモロゾフの連結業績が改善するのに寄与しているという。鎌倉駅前の本店に加え、大船駅(神奈川県鎌倉市)の主力店舗で販売が伸びた。モロゾフが手掛ける立て直しに加え、県民向け宿泊割引や、全国旅行支援といった観光振興が追い風になっている。

 さらに北条義時を中心に物語が展開する「NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のおかげで、追い風が強くなったという面もありそう」(モロゾフの山岡祥記副社長)。鎌倉ニュージャーマンの本店(写真=資料)はJR鎌倉駅前の好立地。同社の「かまくらカスター」は、豊島屋(神奈川県鎌倉市)の鳩サブレーと並んで鎌倉みやげの定番だからだ。大河ドラマは来年1月から徳川家康を題材にしたドラマに代わる。ただ鎌倉幕府が自ら作った歴史書の「吾妻鏡」は、家康の愛読書だったとも。家康のルーツをたどる観光客で、意外に追い風は続くかも?

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