神戸市と英アバディーン市を「H2 Twin Cities」に採択 COP27関連行事

【神戸経済ニュース】神戸市は、英アバディーン市とともにクリーンエネルギー相会合水素イニシアティブ(CEM H2I)事務局に申請していた「H2 Twin Cities(水素の双子都市)」が、採択されたと発表した。神戸市とアバディーン市は水素・燃料電池の技術実証を加速するため、交通機関、電力、水素サプライチェーン(供給網)構築、人材育成などで連携する。CEM H2Iは第27回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP27)を開いたエジプトで、関連行事として16日に発表した。

 アバディーン市は北海に面した英スコットランド地方の主要都市。北海油田を開発するための基地として、エネルギーとの関わりが深い。神戸市とアバディーン市の間では、神戸開港150年を記念して2017年に開催した神戸国際港湾会議に当時のアダム市長が出席して以来、交流が続いている。水素を含む新エネルギーの活用に関する情報交換を進めることで19年に覚書を交わしていた。

 水素の利用を巡って連携する2都市として活動するのを、国内外に改めて示した形だ。今後は「H2 Twin Cities」としてCEM H2Iに対する年1回の報告が求められるため、すでに進んでいる両市の取り組みを、H2 Twin Citiesの取り組みとして位置付けられるよう、スケジュールの調整などに動き出す。先進事例として世界の都市が参考にできる取り組みを、両市で進める。

 神戸市とアバディーン市をH2 Twin Citiesとして採択するのは、CEM H2IがH2 Twin Citiesの募集を開始して以来初めて。同時に採択された、福島県双葉郡浪江町と米カリフォルニア州ランカスター市とともに、第1号の採択になった。浪江町とランカスター市は10月に、「水素社会の実現に向けた自治体パートナーシップ宣言」と結んでいた。

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