同友会の山下副代表、斎藤兵庫知事の長期展望に理解 神戸市で意見交換

20221117同友会

【神戸経済ニュース】経済同友会で地域共創委員長の山下良則副代表幹事(リコー社長)は16日に神戸市内のホテルで、兵庫県の斎藤元彦知事との意見交換後に記者団の取材に応じ、「長期に立った県政を進められていることに、腹(はら)落ちした」と述べ、就任から1年強が経過した斎藤知事の県政運営に理解を示した。斎藤氏は意見交換を前に経済同友会の地域共創委員らに講演し、「斎藤県政がめざしているものをひと言でいうと、『兵庫』のブランド力アップ」などと話していた。

 山下氏は「5年、10年かけてブランド力を高めるには、目立った活動をするというよりも、子供たちの学ぶ環境を整える投資が必要というのも納得だ」という。ブランド力の強化に向けて「1つ1つの施策に落とし込んでおり、(地域共創委員会の)他のメンバーからも、長期に立った実行可能なプランだという見方が多かった」と述べた。一方で山下氏は、斎藤氏と意見交換する前に神戸経済同友会とも意見交換したという。「行政と経済界が親密という印象も持った」とも語った。

 斎藤氏の講演のテーマは「兵庫経済の持続可能性の向上と、さらなる成長に向けて」とした。約1時間の講演ではSDGs(国連の持続可能な成長目標)を軸に産業の競争力やイメージアップをねらい、結果としてシビックプライド(住民であることの誇り、愛着)が形成されることをめざしていると説明。産業、観光、スポーツなど積極的に新しい動きを取り入れる姿勢を強調した。

 同友会の地域共創委員会では、同委員会のメンバーである経営者14人が参加して、兵庫県を視察した。山下氏らは17日に指定都市市長会の会長も務める神戸市の久元喜造市長、養父市の広瀬栄市長ともそれぞれ意見交換し、今後の政策提言などに生かす。(写真は製造過程で実質CO2排出ゼロの日本酒について説明を聞く山下氏=左=らと、斎藤氏=右)

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