斎藤兵庫知事「県版GoToイート予定通り」 「第8波入り口」も行動制限せず

20221112斎藤知事会見

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は11日の定例記者会見で、12月にも開始を予定している飲食店の支援事業「兵庫県版GoToイート」について「予定通りさせていただく」と述べた。足元では新型コロナウイルスの感染拡大について兵庫県でも「第8波の入り口」との認識を示しながらも、「過度な行動制限はしない」として年末にかけて、新型コロナが打撃になった飲食店に多くの人の利用を促す方針は維持した。

 斎藤知事は「コロナの動向にはもちろん注意をしなくてはいけないが、一方で社会経済活動をしっかり回していく」と強調。政府の「全国旅行支援も予定通り進んでいるし、インバウンド(訪日外交人観光客)の受け入れも引き続き緩和をしている」と述べた。季節的に「イルミネーションの点灯イベントなども話題になるが、イベントや経済を続けることが大事」という。

 一方で、兵庫県版GoToイートについて、行動制限が必要なほど新型コロナ感染者数が増加した場合のために「停止条件は用意している」とも説明。感染防止の観点から、打ち切りが必要になるか「状況を注視しながら検討していきたい」と語った。

 新型コロナの感染者数は兵庫県でも足元で増加傾向にあり、全国的にも感染拡大は「第8波の入り口」との見方が増えている。あわせて斎藤知事は「来週後半をめどに新型コロナウイルス感染症対策本部を開く」との意向を表明。今冬のインフルエンザとの同時流行に備えて「発熱外来の強化をどうするかなど議論する」と話していた。

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