キムラタン、今期一転の最終赤字6億3000万円に下方修正 仕入れコスト上昇

20221110キムラタン

【神戸経済ニュース】ベビー・子供用品のキムラタン(8107)は9日、2023年3期の連結最終損益が6億3000万円の赤字(前期は8億9200万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想である5000万円の黒字から下方修正し、一転の最終赤字見通しになった。8期連続の最終赤字を見込む。ベビー・子供服の仕入れコストが円安進行を受けて大幅に上昇した。10月以降も円安の影響は継続し、利益率が低下する見通しになったのを反映する。

 売上高は前期比6%減の40億円、営業損益は3億円の赤字(前期は5億6400万円の赤字)を見込む。従来予想は40億円、1億6000万円の黒字だった。同社はベビー・子供向けアパレル事業の大幅縮小をめざし、年間で208店舗の閉鎖を計画。4〜9月期には110店舗を閉鎖した。このための閉店セールでは販売が想定以上で、持ち越し在庫の消化も進んでいるという。段階的に値引率を深めながら販売を進める。

 同時に発表した2022年4〜9月期の連結決算は、最終損益が7億9300万円の赤字(前年同期は3億円の赤字)だった。為替差損3700万円の計上したほか、協調融資契約に伴う手数料1億4600万円を計上したのも響いた。不動産収益の増加で売上高は23%増の22億円。ベビー・子供服事業の損失が大きく、営業損益は5億3500万円の赤字(前年同期は2億9400万円の赤字)になった。

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