石光商事の今期、純利益一転68%増に上方修正 原材料高・円安の価格転嫁が進展

20221102石光商事

【神戸経済ニュース】食品商社の石光商事(2750)は2日、2023年3月期の連結純利益が前期比68%増の8億9500万円になりそうだと発表した。従来予想である2%減の5億1900万円から一転して増益予想になった。コーヒーの相場上昇や、円安による食品の輸入価格上昇といった仕入れ価格の上昇を受けた、販売価格の引き上げが4〜9月期に進展。10月以降の下期にも価格転嫁が進み、採算性が改善するとみて年間の収益見通しを見直した。

 売上高は26%増の516億円、営業利益は2.3倍の7億6000万円を見込む。従来予想は409億円、3億3100万円だった。値上げ効果で売上高も従来の想定を上回る見通し。

 あわせて配当金の増額も発表。期末配当金は前期比10円増の24円と、従来予定である前期据え置きの14円から積み増した。同社は「実質的な収益力を反映させながら、平準化による調整した」純利益をもとに連結配当性向で25%程度を配当の目標としている。1株利益の今期予想(115円96銭)と単純比較すると、配当金の比率は約21%に引き上げた計算だ。

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