神戸電鉄の4〜9月期、純利益2.1倍 新型コロナの影響が後退で

20221028神戸電鉄

【神戸経済ニュース】神戸電鉄(9046)が28日に発表した2022年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.1倍の5億8800万円だった。新型コロナウイルスによる行動制限がなくなり、運輸業で利用者数が増加した。鉄道では定期外の乗客が大幅に伸びたほか、バス事業も企業や学校の貸切送迎を積極的に受注して増収増益だった。

 売上高に相当する営業収益は4%増の103億円、営業利益は51%増の9億4900万円だった。鉄道の輸送人員は9%増の2638万人だった。このうち定期利用が4%増の1765万人、定期外が22%増の873万人だった。鉄道の旅客収入は11%増の40億円だった。運輸業が回復した半面、流通業は食品スーパーの競争激化や物価高による買い控えなどで、2400万円の営業損失(前年同期は1400万円の営業黒字)を計上した。

 11月にかけて鈴蘭台(神戸市北区)と粟生(小野市)を結ぶ粟生線の70周年で、スタンプラリーなどの行事を開催する。粟生線は沿線住民の減少などで、利用者数の減少が目立っているが、地元からは存続を求める声は大きい。「キャンペーンを機会に1人でも多くの方に利用してほしい」(経営企画部の高森幸二部長)という。

 2023年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比14%増の5億9000万円になる見通し。

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