星野防災副大臣「国民1人1人が考え行動を」 防災国大が閉幕・次回神奈川に

20221023星野防災副大臣

【神戸経済ニュース】神戸市で開催した第7回防災推進国民大会(防災国大)は第2日の23日に閉会式「クロージングセッション」を開き、星野剛士内閣府副大臣(経済安全保障・防災担当、写真)が閉会のあいさつした。星野副大臣は「災害に備えるためには国民1人1人が自助、共助、公助について学び考え、行動を起こすことがますます重要になっている」と改めて同大会の意義を強調。出展者や運営担当者、参加者など関係者らに謝辞を述べ、大会が閉幕した。

 星野氏のあいさつの前に、佐々木修・防災推進協議会運営委員会委員長(日本損害保険協会業務企画部長)が次回の開催地を神奈川県に決めたと発表した。会場は横浜市周辺を予定しているという。詳しい会場や会期などについては、関係者の間で今後詰める。2023年は関東大震災から100年に当たり、震源である相模湾があり、被害も大きかった神奈川県で「大会全体を通して関東大震災の記憶の継承や、防災意識の啓発に努める」と佐々木氏が説明した。

 今回の防災国大では、来場者が観覧するセッションが42件、体験を含むワークショップが38件、プレゼンテーションブースが106件、今回初めて開設した防災についての話題を聞く「イグナイトステージ」が20件など、参加団体は過去最高の320団体になった。公的な建物だけでなく、周辺の公園も展示会場として活用し、防災に関心を持った一般の参加者らも来場しやすい形式にした。メーンの会場になった災害経験の学習施設「人と防災未来センター」(神戸市中央区)の河田恵昭センター長は「関係のみなさまの労をねぎらいたい」と語った。

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