神栄が急伸、ストップ高 モデルナCEOが「日本に拠点」で連想か

20191231神戸株ワッペン

終値 965円 +150円(+18.40%)

【神戸経済ニュース】15日の東京株式市場では神栄(3004)が急伸。前場から断続的に制限値幅の上限(ストップ高)である前日比150円高の965円を付ける場面が目立った。ストップ高近辺では戻り待ちの売りなども出て売買が活発になり、売買高は56万7800株と、昨年12月24日(66万2100株)以来の高水準だった。米バイオ製薬モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)が14日に東京都内で記者会見し、新型コロナウイルスなどのワクチン製造拠点を日本に整備する方向で検討していることを明らかにしたのをきっかけに、神栄株に関連株物色の矛先が向かった。

 子会社の神栄テクノロジーが製造する温度記録機(温度ロガー)「『Temp View』 GT002-DF」が、モデルナのワクチンを運ぶ超低温冷凍庫の温度管理用に採用されている。このためモデルナが国内でに拠点を作ることで、温度ロガーの需要も高まるとの思惑が買い手掛かりという。もっともモデルナによる日本拠点の検討は、13日に日テレニュースがバンセルCEOのインタビューとして放送していた。13日の報道を受ける形で、14日の神栄株は上昇。売買高も増加した。売買高の増加を伴う上昇を見て、短期筋の追随買いが集まり、15日の株価をストップ高まで押し上げた面もありそうだ。

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