神戸市、総額148億円の9月補正予算案 コロナ対策の下期分を計上

20220908神戸市補正

【神戸経済ニュース】神戸市は7日、総額148億円の9月補正予算案を発表した。当初予算には4〜9月の上期分しか計上していなかった新型コロナウイルス対策について、10月以降の下期分も盛り込むことのを柱とした。医療提供体制の安定的確保や宿泊療養施設の運営、検査・疫学調査などに合計150億円を計上。その他の支出もある一方で、予備費を6億8000万円減額する予算もあわせて計上した。

 新型コロナ関連以外では、フードバンクなど生活困窮世帯に対して食料品や生活支援情報を提供する非営利法人(NPO)の支援として1億円を計上する。これまで配布する食料品は企業や家庭からの寄付によって調達していたが、物価高などで集まりにくくなる可能性を考慮。集まる食料品が不十分だった場合に、購入する資金として計上する。

 今回の補正予算の財源は大半が国庫支出金と県支出金が大半を占めるが、一般財源からも11億9500万円を充てる。国が決定した地方交付税が、神戸市の当初予算で想定した額を11億9500万円上回ったことから、今回の補正予算で財源として活用する形だ。このほか中央区の神戸港地方(じかた)で、人家などへの被害を防止するための法面工事に充てる6000万円は、投資的経費として神戸市債を起債して調達する。

 神戸市は補正予算案を14日に始まる市議会に議案として提出する。21日の本会議で議決し、可決成立する見通し。

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