ワールド、8月の既存店売上高20.1%増 月後半に秋物商品が起動

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)が5日発表した8月の月次動向は、国内既存店舗の小売り売上高が前年同月の20.1%増(速報値)だった。8月は新型コロナウイルスの感染者数が増加したことによる客足の鈍さを前月から引き継いで始まったが、3年ぶりに新型コロナウイルスによる行動制限がない月遅れ盆を迎えると、秋物商品が起動して盛り返したという。

 アイテム別では、秋カラーのカットソーが半そでから7部袖まで幅広く動いた。ブラウスやパンツでは、チェック柄やジオメ柄(幾何学模様)といった、秋らしい柄物の動きが活発だったという。雑貨ではマスクなどの衛生用品が底堅く推移したほか、通勤・通学用の弁当向け保冷バッグやフタ付保温マグなどが好調だった。

 新型コロナウイルス感染拡大前である19年8月との比較では30.3%減だった。8月の新規出店は3店舗、撤退は28店舗。月末時点の小売店舗数は2316店になった。このうち既存店売上高の集計対象は1539店だった。ネット通販なども含む8月の国内小売売上高は前年同月比30.2%増だった。

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