斎藤兵庫知事「地場産業はブランド力が大事」 「ひょうご国」開幕・大丸神戸店で

20220831ひょうご国

【神戸経済ニュース】播州織や日本酒、線香・マッチや県内各地の食など、若手のクリエイターや職人などが産み出した兵庫県の地場産品を展示販売する「ひょうご国」を大丸神戸店で31日に開幕した。販売する商品を入れ替えながら9月27日まで開く。31日の開店前に実施した開会式で、主催者である神戸ファッション協会(神戸市中央区)の小田倶義会長があいさつし「神戸から世界に、メイド・イン・兵庫の可能性が広がることを切に願う」と語った。

 続いてあいさつした兵庫県の斎藤元彦知事は、「成長、活性化のために水素やエネルギー、医療といった最先端もしっかりやっていくが、やはり大事なのは地域に根差し、雇用も文化も支える地場産業、伝統産業だ」と強調。「世界に発信するにはブランド力が大事であり、これから兵庫県はSDGs(国連の持続的な開発目標)の展開を通じてブランド力を向上させていきたい」と述べ、廃棄ロス削減や働き方の改善を「見える化」することなどへの意欲を語った。

 斎藤知事は2025年に開く国際博覧会(大阪・関西万博)に向けて県内で募集している「フィールド・パビリオン」についても言及。国内外からの万博会場への来場客が続けて兵庫県を訪れ、観光や食も含むさまざまな体験について語り合えるような環境づくりが、兵庫県のブランド力向上や、博覧会後も続く「人、物、投資」の活性化に寄与すると改めて説明した。開会式でのテープカットには、シーラカンス食堂(小野市)がデザインした「細工ばさみ」を使った。

 開会式後の内覧会では斎藤氏が、播州織を使ったバッグ製作するPAGOT(西脇市)の堀井悠次代表や、神戸ビーフがとれる牛の皮革を革製品などに利用する神戸レザー協同組合(神戸市中央区)の片山喜市郎理事長らから、展示販売する商品などについて説明を聞いた。さらに会場内のカフェ施設で提供する「生チーズの冷奴風」を試食(写真)。チーズを作った弓削牧場(神戸市北区)の関麻子さんから、しょうゆと相性が良く、日本酒のつまみになるチーズの説明も聞いていた。生チーズの冷奴風は9月7〜20日に販売。利き酒セットと同時に購入すると割安になるサービスもある。

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