アシックス、「ランネット」を日テレHDと共同で買収 ランナーと接点拡大ヘ

【神戸経済ニュース】スポーツ用品大手のアシックス(7936)は18日、日本テレビホールディングス(9404)と共同で、ランニング関連情報や長距離走大会の企画・運営を手掛ける「アールビーズ」(東京都渋谷区)を買収すると発表した。アシックスがアールビーズ株の65%を、日テレHDが35%をそれぞれ取得する。アールビーズはマラソン大会の出場登録などに多く使われる「RUNNET」(ランネット)を運営する。アールビーズの買収でランナーとの接点拡大などにつながると判断した。

 アールビーズは1975年に設立。76年に月刊誌「ランナーズ」を創刊し、ランネットも含むマラソン大会などの情報サービスや、スポーツ大会の企画運営などを手掛ける。ランネットの会員数は約350万人の会員を抱えるなど、国内での存在感は圧倒的だ。ただ足元では新型コロナウイルスの影響を受けた大会の中止などを背景に収益が悪化。19年8月期に58億円だった売上高は、21年8月期に19億円まで落ち込んだ。20年8月期は4億円の最終赤字、21年8月期には4億円の営業赤字を計上していた。

 アシックスは、同社の会員サービスであるOneAsics(ワンアシックス)、RunKeeper(ランキーパー)との相互送客などが期待できるなど、子会社化するメリットは大きいとみて買収に踏み切った。共同で出資した日テレHDを通じて情報発信が強力になる公算だ。さらにアシックスは、日テレHD傘下のフィットネスクラブ「ティップネス」や、アスリートによるコーチ事業「ドリームコーチング」と連携も視野に、ランニングに関するサービス「ランニングエコシステム」の強化をめざす。

 アシックスと日テレHDによる今回の買収価格は非公表としている。株式の取得元はアールビーズの創業者である橋本治郎社長と、妻の橋本由紀子副社長など。18日に株式譲渡契約を結び、31日付で株式の受け渡しを予定する。9月1日からアールビーズはアシックスの連結子会社になるが、アシックスの22年12月期の連結業績への影響は軽微としている。日テレHDにとっては持ち分法の適用会社になる。日テレHDも買収による連結業績への影響は軽微と発表した。

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