シャルレの4〜6月期、最終赤字6億9700万円 特別退職金を特損に計上で

20220811シャルレ

【神戸経済ニュース】婦人下着の訪問販売が主力のシャルレ(9885)が10日発表した2022年4〜6月期の連結決算は、最終損益が6億9700万円の赤字だった。希望退職に応募した38人の特別退職金7億9300万円を特別損失として計上したのが響いた。子会社で製造販売するウルトラファインバブル事業のシャワーヘッドの競争激化なども収益の逆風になった。

 売上高は12%減の30億円、営業利益は74%減の9800万円になった。このうち衣料品のほか化粧品類や健康食品類などもとりあつかうレディースインナー等販売事業の売上高は8%減の27億円だった。一方で、シャワーヘッドは美容への期待や、節水効果などによる関心が一服。新規参入もあって競争が激化した。シャワーヘッドを含むウルトラファインバブル事業の売上高は37%減の3億5900万円になった。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益は4億1300万円の赤字(前期は10億1600万円の黒字)を見込む。シャワーヘッドの競争激化による影響は想定よりもやや大きかったというが、現時点では業績予想を見直す必要がないと判断した。

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