神戸天然物化の4〜6月期、最終黒字5100万円 機能材料分野が増加

20220811神戸天然物化

【神戸経済ニュース】受託合成の神戸天然物化学(6568)が10日に発表した2022年4〜6月期の単独決算は、最終損益が5100万円の黒字(前年同期は1億400万円の赤字)だった。医薬品などの材料を製造する機能材料分野で、生産が増加。増収効果で損益が改善し、4〜6月期としては2期ぶりに最終黒字を確保した。

 売上高は25%増の12億円、営業損益は7900万円の黒字(前年同期は4600万円の赤字)だった。分野別の売上高は、機能材料分野が52%増の7億1200万円、医薬分野が23%増の2億8400万円、バイオ分野が19%減の2億2400万円だった。開発段階(ステージ)別でみると、研究段階や開発段階の比率が低下し、高採算である量産段階の製品が前期から6割を超え、収益を支えた。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比20%増の7億7000万円を見込む。通期予想に対する4〜6月期の進捗率は低いが、同社の収益は年度末の1〜3月期に計上が偏る傾向があり、現時点で修正の必要はないと判断した。

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