ノーリツの1〜6月期、純利益90%減 会社予想比で上振れ・部品調達対策が奏功

20220811ノーリツ

【神戸経済ニュース】ガス給湯器大手のノーリツ(5943)が10日に発表した2022年1〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比90%減の5億1500万円だった。ハーネスやソケットなど部品の調達難、価格上昇が収益を圧迫した。これら部品の買い付け価格を引き上げたほか、新規の仕入れ先も開拓するなど部品調達対策を展開。原価率が上昇した。ただ生産台数が回復したほか、生産する製品を高付加価値品にシフトしたことで、当初の想定(純利益2億円)よりも収益が改善した。

 売上高は2%増の957億円、営業利益は80%減の8億200万円だった。2月に発表した会社予想(売上高870億円、営業損益トントン)は上回った。部品調達対策によって4〜6月期の国内生産高は前年同期比25%増、なかでも6月の生産高は過去最高を記録したという。衛生面への関心の高まりを背景に、除菌機能を搭載した最高級機「プレミアムモデル」の販売が大幅に伸びた。ガスと電気の両方を使って、効率よく湯をわかす「ハイブリッド給湯暖房システム」の拡販も進んだ。

 テレビ会議システムを通じて記者会見した腹巻知社長は、「今後も前年を上回る生産体制を継続し、バックオーダー(在庫切れ)の早期解消と、製品供給の完全回復に努める」と述べた。昨年12月以降、冬場の需要期に給湯器の品不足が指摘されていた。一方で同社は7月1日受注分から商品と修理用部品の販売価格を上げた。メーカー希望小売価格は5〜10%の引き上げ。腹巻社長は「材料が高騰した分は、今回の値上げで吸収できた」とみている。ただ今後も原材料価格やエネルギー価格は上昇する可能性が残るとみている。

 22年12月期の連結業績予想は修正しなかった。純利益は16%減の46億円を見込む。腹巻氏は「7月以降も国内、海外ともに順調に推移すると予測しているが、新型コロナウイルスの感染再拡大や、素材価格の高騰など不透明な予想を加味し、現時点での業績予想見通しは据え置く」と話していた。

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