トレーディアの4〜6月期、純利益20%減 輸送スペース確保に費用増

20220810トレーディア

【神戸経済ニュース】港湾運送のトレーディア(9365)が10日に発表した2022年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比20%減の9400万円だった。混載(フォワーダー)事業で、航空便や北米・欧州などへ向かう長距離船舶に輸送スペースを確保する費用が膨らんだ。仕入れコストが上昇した形で、増収だったが利益は減少した。前年同期は特別利益を計上した関連会社などもあり、持ち分法による投資利益が減少した。

 売上高に相当する営業収入は17%増の49億円、営業利益は54%減の2800万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中国・上海で都市封鎖(ロックダウン)を実施したため、中国や東アジアとの間で貨物をやりとりする混載輸送の需要が後退。これによる減収を航空便や長距離便を使った輸送で補った。港湾運送の輸入部門と輸出部門は上海・都市封鎖の影響で収益性が悪化。取扱貨物の減少で、損失を計上した。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比29%減の1億9000万円を見込む。4〜6月の3カ月間で年間予想の49%の利益を稼ぎ出した。だが、海運市況などが見通しにくいとして、通期予想の修正を見送った。

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