ヒラキの4〜6月期、純利益30%減 中国都市封鎖で通販の仕入れに遅れ

20220806ヒラキ

【神戸経済ニュース】格安の靴を販売するヒラキ(3059)が5日に発表した2022年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比30%減の2億2100万円だった。中国・上海で新型コロナウイルスの感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)に伴う物流混乱の影響で、通販向けの春夏物の商品の入荷が遅れ、適切なタイミングで商品供給できなかったのが響いた。店舗で販売する商品にも影響は受けたが、来店客数の増加で補った。

 売上高は7%減の41億円、営業利益は33%減の3億1800万円だった。事業(セグメント)別の利益は、通信販売事業が28%減の3億7100万円、店舗販売事業は5%増の5400万円、卸販売事業はトントン(前年同期は400万円)だった。通販は、春夏物として4月に入荷を予定していたのに到着が6月と、想定以上に遅れた商品もあるなど、物流混乱の影響を大きく受けた。店舗では専門店が10店舗に増加したのも寄与した。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は8%減の4億3000万円だった。9月ごろから販売する秋冬物は入荷が順調に進んでいるという。春夏物の想定以上の遅れを挽回できるとみており、現時点での業績予想の修正は見送った。

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