シスメックスが急落、値下がり率2位 中国苦戦で4〜6月期減益に意外感

20191231神戸株ワッペン

終値 8241円 -1055円(-11.35%)

【神戸経済ニュース】5日の東京株式市場では医療用検査機器のシスメックス(6869)が急落。一時は前日比1135円安の8161円まで下落した。終値でも東証プライムの値下がり率ランキングで2位になった。前日大引け後に2022年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)を発表。中国事業が苦戦し、純利益は前年同期比18%減の80億円だった。円安を追い風に増益の期待も出ていただけに、減益は意外感(サプライズ)が大きいとの見方もあって売りが膨らんだ。

 国内や中国以外の海外は円建てでも現地通貨立てでも増収を確保した。ただ中国は上海で実施したロックダウン(都市封鎖)によって、検査需要が大幅に減少した影響が大きく、他地域の伸びで補えなかった。4日に音声会議システムで開いた決算説明会では、アナリストらの質問が中国事業に集中するなど、中国事業の不透明感が意識された。同説明会で立花健治・取締役専務執行役員は「一時的な逆風」と説明したが、野村証券が目標株価を引き下げるなど慎重な見方が広がったようだ。

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