シスメックスの4〜6月期、純利益18%減 円安も中国都市封鎖が響く

20220804シスメックス

【神戸経済ニュース】医療用検査機器のシスメックス(6869)が4日に発表した2022年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比18%増の80億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大による中国・上海でのロックダウン(都市封鎖)で、中国での血液などの検査需要が大幅に減少した影響が大きく響いた。日本も含め中国以外の地域は現地通貨ベースで増収。さらに円安も追い風になったが、補えなかった。

 売上高は8%増の860億円、営業利益は25%減の110億円だった。地域別の売上高は日本が6%増の129億円、米州が27%増の230億円、欧州・中東・アフリカ(EMEA)が8%増の272億円、中国は16%減の145億円、アジア大洋州が28%増の81億円だった。売上高のうち76億円分を円安に押し上げられたという。加えて半導体価格の上昇による原価率の悪化も影響。販管費や研究開発費の増加は計画の範囲内だった。

 川崎重工業(7012)と共同出資したメディカロイドが販売する手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」は、4〜6月期に新たに3台導入。導入台数は通算21台になった。消化器科と婦人科向けに診療科の拡大を21年10月末に厚労省に申請し、審査を受けている。東京・信濃町の慶大病院に隣接するビルに2月開設したトレーニングセンターなどを活用し、今期は年45台の導入を目標に引き続き各病院に導入を呼びかける。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は13%増の500億円を見込む。中国での都市封鎖の影響について立花健治・取締役専務執行役員は、音声会議システムを通じた決算説明会で「一時的な逆風」と説明。状況は今後改善するとの見通しを示した。業績予想の前提になる円相場は、対ドルで120円、対ユーロで130円の想定を維持した。

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