ワールド、7月の既存店売上高9.4%増 暑さと早い梅雨明けで夏物活況

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)が3日発表した7月の月次動向は、国内既存店舗の小売り売上高が前年同月の9.4%増(速報値)だった。7月は月初から連日の猛暑に加え、百貨店やファッションビルなどのセールが始まったことで、夏物販売が好調に始まった。中旬以降は新型コロナウイルスの感染者数が増加したほか、大雨による影響が出たが、上旬の販売増で補った。

 アイテム別では、晩夏カラーの半袖トップスやシャツが人気を集めたほか、「ひんやり」「接触冷感」といった機能素材を採用した商品の品ぞろえ拡張が奏功したという。ブランド別では7月1日から百貨店のセールが一斉に始まったため「アンタイトル」「タケオキクチ」といった百貨店を中心に展開するブランドが好調。ネット通販では40.2%増と好調で、ナルミヤ(9275)連結効果など不連続要因を考慮しても16%増と伸びが目立った。

 新型コロナウイルス感染拡大前である19年7月との比較では21.6%減だった。7月の新規出店は1店舗、撤退は14店舗。月末時点の小売店舗数は2340店になった。このうち既存店売上高の集計対象は1568店だった。ネット通販なども含む7月の国内小売売上高は前年同月比17.0%増だった。

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告