阪神燃の4〜6月期、税引き益84%増 減収も部分品の販売増などで増益確保

20220801阪神燃

【神戸経済ニュース】船舶用エンジン(主機関)を製造する阪神内燃機工業(6018)が1日に発表した2022年3月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比84%増の2億1000万円だった。主機関の販売が減って減収になったが、部分品の販売が増えたほか、出張旅費など販売関連費用が低水準で推移したのが寄与した。

 売上高は6%減の22億円、営業利益は91%増の3億400万円だった。鋼材価格の上昇で船舶を新造する費用も高くなったことから、中小型の内航船を中心として建造を手控える動きが船主の間で広がった。このため主機関の需要も伸びにくく、足元で受注も鈍い動きという。6月末の受注残高は前年同期比34%減の23億円だった。

 23年3月期の単独業績予想は据え置いた。税引き利益は2億8000万円の見通し。税引き利益は4〜6月期に、通期予想の75%を稼ぎ出した。だが船主の多くが鋼材価格をにらみ新造を様子見する中、今後の受注動向が不透明として、業績予想の修正を見送った。4〜6月期の結果は想定の範囲内としている。

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