6月の兵庫県有効求人倍率1.02倍に上昇 2年ぶり1倍台、判断を上方修正

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【神戸経済ニュース】厚生労働省の兵庫労働局が29日に発表した6月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.03ポイント上昇の1.02倍だった。兵庫県で有効求人倍率が1倍台の節目を回復したのは、2020年6月以来ちょうど2年ぶり。新型コロナウイルス下の行動制限が解除され、経済活動の再開が本格化。全国的に雇用情勢が改善する流れが兵庫県にも波及した。

 兵庫労働局は足元の雇用情勢について「求人が求職を上回るなど、持ち直しの動きがみられる」として、前月までの「求人に持ち直しの動きがみられるものの、求職が求人を上回っており、厳しい状況にある」から情勢判断を上昇修正した。一方で、「新型コロナウイルス感染症等が雇用に与える影響に引き続き注意する必要がある」と指摘は維持した。

 有効求人数は前月比2.2%増の8万8412件と3か月連続で増加した。有効求職者数は0.9%減の8万6947件と2カ月ぶりに減少した。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.80倍と、前月から横ばいで推移した。

 原数値でみると新規求人数は前年同月比9.1%増の3万896人と、9カ月連続で増加。高い伸び率を記録した業種別では、「医療・福祉」が14.9%増、サービス業(ほかに分類されないもの)が19.6%増、「卸売業・小売業」が14.2%増など。

 厚生労働省が発表した同月、全国の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.03ポイント上昇の1.27倍だった。6カ月連続の上昇だった。

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