斎藤兵庫知事「感染防止と社会経済活動の両立が大事」コロナ対策本部会議

2022/07/15
16:48

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事（写真）は、15日午後に開いた新型コロナウイルス感染症対策本部会議の冒頭であいさつし、「感染防止と社会経済活動の両立を図っていくことが大事」と指摘した。加えて「過度な行動制限は、いまの状況では難しい」とも述べ、足元で感染者数が増加する中でも、まん延防止等重点措置などの適用を国に求めることには慎重な姿勢を見せた。兵庫県では15日の新規感染者数が5433人と、２月18日以来およそ５カ月ぶりに5000人を超えた。

　マスク着用やワクチン接種など、個人での感染対策は積極的に呼びかける。加えて新型コロナ専用病床の確保など、医療提供体制の拡充、保健所の体制強化も進める。「世代ごとにメリハリの効いた対策が必要で、高齢者施設に配置した医師と、医療機関がしっかり連携が取れるか調査を進めている」と説明。来週にも調査結果を明らかにしたい意向も説明した。

　こうした情勢をふまえて新型コロナ感染症対策本部会議では、今後の感染症対策について方針を決める。斎藤知事のあいさつ以外は非公開で、終了後に斎藤氏が記者会見して今後の対策について説明する。

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