久元神戸市長、参院選「国民が岸田内閣を信任した」「長いスパンの成長戦略を」

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【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長(写真)は14日の定例記者会見で、与党が議席を伸ばした参院選の結果について「全体として国民、兵庫県民が政治の安定を求め、自公連立政権の岸田(文雄)内閣に対して信任を与えたということ」との見方を示した。新型コロナウイルスの感染拡大や、ロシアによるウクライナ侵攻による原油高や資材高、エネルギー価格の高騰など国内外の不安定な情勢を念頭に「政治がしっかりと安定して現在の困難な状況を、改善する、突破することを期待した民意が現れた結果が今回の参院選ではなかったか」と語った。

 参院選の結果を受けて今後の岸田内閣に期待することは何か、との質問には、まず「物価高など暮らしに対する不安を、できるだけ軽減すること」を挙げた。加えて当面の経済運営だけでなく「円安が象徴するように、わが国の経済力が低下してきている」と指摘。経済力の低下を「どう突破するかという観点ではイノベーションが必要であり、長いスパンで見た経済成長戦略をしっかり描いていただくということ」と注文を付けた。

 さらに「参院選では議論が低調だった」と指摘したうえで、岸田内閣には「世界最悪といわれている、我が国の財政状況をどう改善するのか。財政の持続可能性をどう担保するのかについて、やはり方針を示していただきたい」と述べた。「地方自治体の立場としても、このことは非常に大事なことだと感じている」と話していた。

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