久元神戸市長、コロナ「まん延防止措置・緊急事態宣言は効果あったか検証必要」

20220714久元市長

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長(写真)は14日の定例記者会見で、新型コロナウイルス対策として「まん延防止等重点措置や緊急事態宣言は、本当に効果があったのか検証が必要だと思っている」と述べ、経済社会活動への影響の大きさに対して、得られた感染防止効果が小さかったとの見方を示した。「第7波」への対応について、記者の質問に答えて述べた。久元氏は足元の感染状況から「感染者は急速に広がっているが、重症者はあまりいないのが第7波の特徴」との見方も示した。

 今後の神戸市の対応については「緊張感を持って、スピード感を持って、やるべきことをやっていきたい」との方針を述べた。新型コロナの感染が最初に拡大した2020年3月以来、「試行錯誤の中でも蓄えられてきたことがある」という。「感染者が増えた場合の病床の確保や人員配置、保健所の体制強化や応援体制の敷き方など、蓄積ができてきた」と説明。さまざまな手を尽くして、第7波に対応する考えを強調していた。

 一方で感染症法上の位置づけを2類相当から5類に変更することには、「未解明の部分がある」として慎重な見方を示した。当面は高齢者や障害者施設などでの検査の頻度向上や、要介護者の入院受け入れ体制を強化する。このほか人混みや大声を出す場面を避けるほか、エアコン使用中の換気、必要に応じたマスク着用などの感染対策を呼びかける。さらに3回目や4回目のワクチン接種については、できるだけ早く接種するよう呼びかけを強化することを説明した。

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