フェリシモの3〜5月期、純利益56%減 春物衣料鈍く・上海ロックダウンも響く

20220705フェリシモ

【神戸経済ニュース】カタログ通販大手のフェリシモ(3396)が5日発表した2022年3〜5月期の連結決算は、純利益が前年同期比56%減の2億円だった。春先の冷え込みで春物ファッション商品の受注が鈍った。3月下旬以降に中国・上海市が新型コロナウイルス対策として都市封鎖(ロックダウン)したことで、商品調達が遅れて顧客への出荷が遅延したのも響いた。このため購入単価は前年同期並みの高水準だったが、のべ顧客数(購入頻度)は前年同期に比べて減少した。

 売上高は8%減の79億円、営業利益は75%減の1億1600万円になった。今期から収益認識に関する新会計基準を適用。売上高を2億1500万円押し下げた。同社定期便の商品配送の基盤に、取引先会社が出品・出稿できる「フェリシモパートナーズ」を通じた販売額は前年同期に比べ増加したが、新会計基準の導入によって売上高として計上する金額は前年同期(旧会計基準で算出)に比べて減少した。ファッション雑貨「フラウグラット」や生活雑貨「シーモノ」などのブランドは知名度向上で好調に推移したが、補えなかった。

 2023年2月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比50%減の8億1900万円を見込む。

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