ブラインドサッカー体験などノエスタで開催 楽天G創業25年で「スポーツの未来」
- 2022/06/26
- 23:30
【神戸経済ニュース】楽天グループ(4755)は26日、サッカーJ1ヴィッセル神戸のホームゲーム開催に合わせて「スポーツの未来を共に創ろう」キャンペーンの行事をノエビアスタジアム神戸芝生広場(神戸市兵庫区)で開催した。ブラインドサッカーの体験会を開催したほか、ゴミの分別改修を強化するエコステーションを設置。神戸市などと連携して一般家庭で余った食品を集めて寄付に活用するフードドライブなども実施した。楽天グループ創業25周年を記念した環境に配慮した社会の実現を呼びかけるキャンペーンの一環だ。
ブラインドサッカーでは日本ブラインドサッカー協会の内田佳さん(1枚目の写真手前)らが指導。ヴィッセル神戸スクールの河本裕之コーチ(同右)や田中雄大コーチ(同左)らがブラインドサッカーを体験。目隠しをした人に、声で動作や場所を伝える難しさを実感していた。内田さんは「思いやりを持ちながら生活をしていただくと、協会のビジョンであるブラインドサッカーを通じて、視覚に障害がある人もない人も、当たり前に交ざり合う社会ができると思う」と話し、会場を訪れた人にブラインドサッカーの体験を呼びかけた。
「エコステーション」と「フードドライブ」に加え、スポーツウエアを回収してリサイクル素材として活用する「グリーンバッグプロジェクト」は、共同でブースを建てた(2枚目の写真)。フードドライブは神戸市と、大吉財団(神戸市中央区)などが展開する「BE KOBEミライPROJECT」が連携。グリーンバッグはアシックス(7936)の国内販社であるアシックスジャパンが、主に直営店の店頭などで展開している活動だ。3つの活動がまとまった共通ブースは「ECO ZONE by Rakuten」として、ヴィッセル神戸のホームゲーム時に今後毎回設置する。
サッカーチームの運営会社であると同時に、ノエビアスタジアム神戸の運営会社でもある楽天ヴィッセル神戸(神戸市中央区)は6月から、同スタジアムのほか練習場(神戸市西区)とクラブハウス、選手寮(同)で必要な電力を全量、水力発電による電力で供給を受けるようになった。これで二酸化炭素(CO2)排出量は年間2600トン削減できるという。持続可能性に目を向けた活動を幅広く展開することを通じ、「いつまでもスポーツを楽しめる社会の実現をめざす」としている。
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