川重、10年環境債を7月に発行へ 主幹事に野村・みずほ・三菱モルガン

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【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)は6日、10年物のグリーンボンド(環境債)を発行する計画を発表した。発行額は100億円で、7月中に発行条件を決定する予定だ。主幹事には野村証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を指名した。

 調達した資金は、二酸化炭素(CO2)などの発生を抑えて水素を輸送・貯蔵する「クリーン水素サプライチェーン構築」に関する事業に関する支出や借り換えに充当する。

 資金調達の枠組みは、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則とソーシャルボンド原則、環境省の「グリーンボンドガイドライン」に基づいて決めた。資金調達の枠組みについて格付け投資情報センター(R&I)から、ICMA原則や環境省ガイドラインへの適合を確認する意見を得た。

 川重は2021年7月に、同社としては初の「サステナビリティボンド」である10年物の普通社債を起債していた。発行額は100億円とした。調達した資金の8割程度を水素供給網の構築に関する事業に、残りを自動PCR検査ロボットシステム普及に関する事業に充てた。

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