神戸国際宝飾展が開幕、出展者数は昨年の2倍に 来日バイヤーは少数か

20220526神戸国際宝飾展

【神戸経済ニュース】神戸国際展示場(神戸市中央区)では26日、毎年5月に開催する宝飾品の国際見本市である「第26回神戸国際宝飾展」が開幕した。出展者数は約400社と昨年(246社)の2倍近くに増加。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けた移動の制限がないことから、県境を越えた移動が必要な遠隔地からも出展者が集まりやすかったようだ。ただ感染対策のため多くの関係者を集めてテープカットするなどの開会式は開かず、会場内ではマスク着用や入場時の手指消毒などを実施した。28日まで開催する。

 バイヤーなどの来場者数も事前登録ベースで約1万2000人と、昨年(6546人)の約2倍が見込まれている。このうち1150人がSNS(交流サイト)やライブ動画などを使って海外向けに宝飾品を販売する「ソーシャルバイヤー」だ。主催者のRX Japan(旧リードエグジビションジャパン)が招待した昨年の650人から大幅に増えた。会場では商談用の机に販売用の商品を並べ、スマートフォンを通じて海外向けに商談するソーシャルバイヤーの姿があちこちで見られた。

 一方で、来日した海外バイヤーは事前登録ベースで20人程度にとどまったという。新型コロナの感染拡大前に比べると少数にとどまりそうだ。多くの国や地域から、ビジネス目的での日本への入国は可能になってきたが、国によって来日後の宿泊施設での隔離などが必要な場合もある。政府は観光客の受け入れにも向け調整に乗り出したと伝わっているが、現時点で展示会を機会とした宝飾品の仕入れを目的に訪日する動きは、なお積極的ではないようだ。

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