須磨浦山上遊園、使用電力を実質再エネ100%に CO2排出量を年89トン削減



【神戸経済ニュース】神戸と姫路を結ぶ路線が主力の山陽電気鉄道(9052)は24日から、須磨浦山上遊園(神戸市須磨区)の園内で使用する電力を、実質100%を再生可能エネルギーで発電した電力に切り替えたと発表した。須磨浦ロープウェイやカーレーター、観光リフト、回転展望閣など園内施設すべての電力を切り替え、年間で二酸化炭素(CO2)排出量を約89トン削減できる計算という。

 具体的には須磨浦山上遊園で使用する電力を24日から、関西電力(9503)の「再エネECOプラン」に切り替えた。同プランの契約者には関西電が、日本卸電力取引所(東京都港区)の非化石価値取引市場で調達した電力や、火力発電した電力に非化石証書を付加した電力などを供給する。通常の電力よりも割高になるが、CO2排出量を削減できる価値が大きいと判断した。

 山陽電では鉄道でも省エネ型車両の導入や、照明のLED化を進めてきたほか、一部で再生可能エネルギーで発電した電力を電車の運転にも使用している。須磨浦山上遊園の電力を再エネ由来に切り替えるのも、環境に配慮した取り組みの一環だ。今後もさまざまな形で環境問題への対応を進める方針としている。

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