神戸天然物化、今期税引き益20%増に 特別功労金を前期計上・初の中間配へ

20220515神戸天然物化

【神戸経済ニュース】受託合成の神戸天然物化学(6568)は13日、23年3月期の単独税引き利益が前期比20%増の7億7000万円になりそうだと発表した。前期に特別損失として計上した創業者への特別功労金1億円や、6600万円の損害補償金がなくなる。年間配当金は25円と前期から据え置くが、このうち10円を初の中間配当に充てる。

 売上高は1%増の75億円、営業利益も1%増の11億円を見込む。売上高は小幅ながら2期連続の過去最高になる。国際的な需要動向の不透明感や原材料高に加え、工場の稼働状況からみて増産余地が縮小していることも織り込んだ。出雲工場(島根県出雲市)の増設を控えて、人員の先行採用などによる人件費負担の拡大も織り込んだ。機能材料分野の減少を、医薬とバイオの伸びで補う。

 同時に示した22年3月期の単独決算は、税引き利益が前の期比61%増の6億4300万円だった。医薬関連・エレクトロニクス関連材料の量産案件を中心に、好調に推移した。売上高は23%増の74億円、営業利益は72%増の10億円になった。

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