ケーキはエスコヤマ今井さん、細工物ツマガリ皆川さんが1位 洋菓子フェスタ
- 2022/05/05
- 19:59
表彰式の様子
【神戸経済ニュース】兵庫県洋菓子協会(神戸市灘区)と神戸ファッション協会(神戸市中央区)は5日、2022洋菓子フェスタ in Kobeの一環で「第16回デコレーションケーキコンテスト」の表彰式を開催した。デコレーションケーキの部は1位の兵庫県知事賞にパティシエ・エス・コヤマの今井萌香さん、ピエス・アーティスティック(細工物)の部は1位の神戸市長賞にケーキハウスツマガリの皆川千織さんがそれぞれ選ばれた。世界的にみても高い技術を誇る神戸の洋菓子業界で、若手パティシエ(洋菓子職人)の登竜門とされるコンテストだ。(各賞の一覧はこちら)
作品「うさぎのもちつき」と出品者の今井萌香さん
作品「夜の花遊戯」と出品者の皆川千織さん
ベテランのパティシエ6人が100点満点で審査。それぞれの部門で審査員6人の平均点を競った。審査員長を務めたツマガリ(西宮市)の岩佐康雄さんは講評で、「審査を終えた後で出品者の名前を見ると、『作品が出てくるたびによくなっていく』といった審査員の声が聞こえたのが印象的だった」と、後輩の成長を誇らしげに語った。神戸洋菓子職人道コンテストは、新型コロナウイルスの影響などで出場者がそろわず、大会としての開催は見送ったが「来年は選手を募って開催するので参加いただきたい」と呼びかけた。
5日まで開いた「2022洋菓子フェスタ in Kobe」は、新型コロナの影響で3年ぶりの開催だった。昨年はコンテストを開催したが、作品を一般の来場者に披露する機会がなかっただけに、今回のコンテストは大きな晴れ舞台になった。兵庫県洋菓子協会の佐野靖夫会長(レーブドゥシェフ代表)は表彰式に入賞者を前にあいさつし、「私が学生のころに『少年よ大志を抱け』と自分で書いて、机に入れていたことがある」と振り返った。「大志を抱いて仕事に励み、仕事が終わってから練習して技術を磨いた結果が形になった」と話して、若手の健闘をたたえた。
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