久元神戸市長「酒を飲むのに雨は関係ない」 神戸・御影に「灘五郷酒所」オープン

20220429鏡開き

【神戸経済ニュース】日本最大の日本酒の産地である「灘五郷」のすべての蔵元の日本酒が楽しめる「灘五郷酒所」が29日、神戸市東灘区の御影地区で剣菱酒造・内蔵(神戸市東灘区 )跡地で営業を開始した。あいにくの雨模様の中、開催した式典であいさつした久元喜造市長は「酒を飲むのに雨は関係ありません」「夏でも冬でも、酒はおいしい」と語り、地場産業である酒造の活性化を願った。「神戸の食をものすごく、すばらしいものにしているのが灘の酒」と強調した。

 式典では久元市長のほか、施設を所有する剣菱酒造(神戸市東灘区)の白樫政孝社長、施設を運営するARIGATO-CHAN(アリガトチャン、神戸市中央区)の坂野雅社長がそれぞれあいさつ。これに弓場地車保存会の総括を務める浜田智司氏が加わった4人で鏡開きして、灘五郷酒所の繁栄をいのった(1枚目の写真)。5月3日に弓弦羽神社(神戸市東灘区)への宮入りを控えた弓馬地区(同)のだんじりも駆けつけ、だんじりばやしで店舗のオープンを景気づけていた。

 まず3000円分の食券を購入し、冷蔵庫前のカウンターで日本酒と料理を注文する形式だ。最初に注文するのに「灘五郷酒所」で勧めているのが灘五郷である西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷それぞれの日本酒が1杯ずつと、季節の料理3品が付いた2400円(税込み)のセット「灘五郷酒所セット」(2枚目の写真)だ。それぞれの蔵が持つ酒の個性と、料理の組み合わせを楽しんで、気に入った銘柄を追加で注文したり、別の銘柄で新たな味を楽しんだり、と26蔵・約40銘柄の日本酒を気軽に楽しめるようにした。

20220429灘五郷酒所セット

 一般の飲食店としての営業は金・土・日・祝の正午から午後10時(ラストオーダーは午後9時)。平日は貸切イベントや、食に関するセミナーなどの会場として利用する。追加の日本酒、料理はいずれも400円から。阪神御影駅から南へ徒歩8分。

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